忠敬の使った測量器械を整理してみましょう。
星を観測する天文測量に使った「中象限儀(ちゅう しょうげんぎ)」
角度を測る「わんからしん」(「つえさきらしん」ともよばれた)
測量する方向の目標にした「梵天(ぼんてん)」
歩幅で距離をはかる「歩測(ほそく)」
そして「鉄鎖と間縄(てっさ・けんなわ)」です。
さらに、歯車(はぐるま)の回転で距離を測る「量程車(りょうていしゃ)」というものもありましたが、道が悪いときには、正しく測ることができないため使われませんでした。