地図を作るには、距離(きょり)を測る必要があります。
忠敬は、ものさしで測りにくいときには、歩測(ほそく)といって、絵にあるような歩幅(ほはば)で距離を測りました。
ある人が、計算したところによると、忠敬の歩幅は69cmだったそうです。
数をかぞえては、これに歩幅の長さをかけて、その距離をノートに書き込みます。
この方法で距離を測るには、いつも同じ歩幅で歩くためのくんれんが必要です。測量技術者は、つい最近までそのくんれんをしました。歩測は、今でもプロゴルファーが利用しているように、おおよその距離を知るときに役立つからです。