シーボルト胸像(長崎市)
シーボルトは、1796年にバイエルン王国(現在のドイツ)のヴュルツブルグ市で生まれました。シーボルトのお父さんやおじいさんは、有名なお医者(いしゃ)さんでした。そのことからでしょうか、シーボルトも大学に入ると、医学(いがく)を学びました。
シーボルトは、お父さんが早くなくなったこともあって、その友人であった大学教授(きょうじゅ)のところに下宿(げしゅく)していました。そして、大学では、外科、内科、産科(さんか)などたくさんの医学のことを学び、近くの町でお医者さんになりました。
ところが、下宿先の教授(きょうじゅ)の勉強や研究をてつだううちに、医学のことだけではなく、動物学や植物学、民族学(みんぞくがく:おなじような文化やしゅうかんをもつ人たちと、ほかの人たちのちがいなどを研究すること)などにもきょうみをもち、大学でこれらも学びました。
シーボルトは、ドイツ人ということになります。