12.もとになる地図をつくる

でんでん地図
でんでん地図

 前に説明した@の地図つくりをする場合は、「もとになる地図」は手つくりしませんが、目じるしになる大きな道路や建物などに色をつける、あるいは、「○○小学校」などと大きな文字を少し書きこむことで、分かりやすい地図ができます。
 @やAのばあいでも、じょうほうを書きこむ場所が必要です。書きこむ場所が少ないときは、大きな紙に「もとになる地図」をはりつけて使うことになります。
 Bの場合ですが、「もとになる地図」をかくだいコピーした地図などを手本にして、つくります。
 長さや面積がかんけいするときなど、手本になる地図をもとに、どうしても伊能忠敬(いのうただたか)のように、正確に作りたいときは、、「かみしばい 伊能忠敬の地図作り」の「地図をちぢめる」をさんこうにしてください(かくだいするときもおなじ)。

 それほどでもなくても、正確に作りたいときは、手本にした地図に書かれた方眼をたよりに作ります。そのときでも、手本にする地図の、ぜんぶを書きうつす必要はありません。道について調べたときは、道とそのしゅうへんだけ、一つの公園について調べたときは、公園の中とそのしゅうへんだけの地図を作ればよいのです。
 大部分の場合は、手本にする地図をさんこうにはしますが、せいかくさよりも、「あんなに遠かった」、「こんなに大きかった」、「どこまでもまっすぐだった」といったように、ちょうさしたときの気持ちをだいじにして、作るがよいと思います。
 始めにもいいましたが、それぞれがとくいな方法(写真、スケッチ、マンガ)や材料(紙、色鉛筆、くれよん、水彩、折り紙、ダンボール、布、葉っぱ、木、石)を使用し、とくちょうのある地図作り(一枚紙、まきもの、カレンダー、円形、おりたたみ、本、グラフ)にちょうせんしてみましょう。


もどるすすむ
 

■わがまち地図つくり

  1. 地図つくりを始めるまえに
  2. どんな地図をつくるか
  3. 人のくらしを地図にする
  4. 美しいもの・すきなものを地図にする
  5. おもしろいから地図にする
  6. むかしと今を地図にする
  7. 生き物の目で地図にする
  8. ■地図つくりをはじめよう

  9. じゅんびとてじゅん
  10. ■町をしらべて

  11. 調査のまえに
  12. 調査をしよう
  13. ■さあ、地図つくり

  14. どれだけ、手づくりするか
  15. もとになる地図をつくる
  16. じょうほうの書きこみ
  17. わがまち地図みほん

おもしろ地図と測量ホームへ

copyright (c) オフィス 地図豆 All right reserved.