ちょうちょう地図
私たちが今日作った地図は、げんざいの町のようすをあらわしたものです。これから10年たってから、そのとき作られた地図とふきんのようすと見比べてみると、工場がなくなって、そのあとに新しい建物がたっていたり、新しい道路がつくられているなどという変化があって、使いものにならない地図になってしまいます。
このように、地図や写真(しゃしん)は、それぞれの時のようすをきろくしています。
そのことが、反対に役に立つこともあります。
私たちの頭の中には、小さかったころの町などがきろくされていますから、それをたよりに、かつてすんでいた町を歩いて、むかしのようすを思い出すと楽しいものです。
むかしの地図や写真を手に入れて、町歩きをすると、もっとかんたんに町の変化がわかります。
古い地図や写真をあつめて、あるいは、こどものころのきおくをたよりに、今の町と比べてみよう。
むかしと今が比べられる地図をつくると、何が変わって、何が変わらなかったかがわかります。
町にくらす人たちは、何を大切に残してきたのでしょうか。
人々が大切にしてきた、神社やお寺の森や木は残っていることが多いでしょう。また、大雨になるときけんな、家のうら山の森も残っています。
反対に、平らな土地にある田や畑は開発されて、住宅地になっているでしょう。こどものころトンボがたくさん飛んでいた沼地は残っていましたか。学校の行き帰りに通った小さな小川は、今もありますか。
むかしの地図や写真は、市役所や図書館でさがしましょう。また、国土地理院というお役所には、明治時代からの地図も残されています。
○むかしといまの地図に、もうひとくふうするとしたら、何が考えられますか?
■わがまち地図つくり
■地図つくりをはじめよう
■町をしらべて
■さあ、地図つくり