伊能忠敬の歩幅 一歩は、69センチだったといいます
つぎは、伊能忠敬も地図作りに使用した歩測を知って、地図作りに利用します。これなら巻尺などのものさしを持ち歩かなくても、そして巻尺よりも長い距離でも測量できます。
歩測は、自分の歩幅をものさしとして、距離をはかることです。体を、歩幅を、ものさしにするには、ものさしの目盛を一定にする必要があります。すなわち歩幅を一定にすることですから、ちょっとだけ練習しなければなりません。
長さのわかっている区間を何度か歩いて、歩幅を一定にすると同時に、自分の歩幅を知ります。
自分の歩幅の長さが確認できたら、距離のわかっていない長い区間を歩いて、歩幅×歩数で、距離を知ることができます。
次は、「人間ものさし」ともいえる歩幅を使って、歩測でかんたんな地図をつくってみます。短い距離なら巻尺で測ることができますし、その方が正確ですが、歩測などの訓練としてこの方法をためしてみます。
ここでの疑問点の例を上げておきます。
・歩測の誤差を減らすにはどうしたらいいのだろうか。
・この方法で誤差を調整すると、直角な多角形がゆがんでしまいます。それを無くすには、どうしたらいいのだろうか。
歩測のことは、「地図測量たいけん教室3 歩測の達人になろう」と重複しています。
■地球の地図を作ってみよう
1.地図の基本を知る
- 地図は、地球のジオラマのようなもの!
2.かんたんな地図の作り方を知る
- 平板測量という方法
3.室内で地図作りを体験する
- だれでにも地図は出来る!
4.歩測という体のものさしを知る
- 伊能忠敬に近づく
5.もっと知識を高める
- もっと伊能忠敬に近づく
6.みじかな地球の地図をつくる
- 伊能忠敬を超える?
■そのほかの体験教室