みなさんの手もとには平板測量の器具がありませんから、「平板」の代わりには教室にある机を、アリダードの代わりには両端をスリット状にくりぬいた菓子箱(「菓子箱アリダード」)を使うといいでしよう。
そのとき、前と後ろのスリットは菓子箱の端からものさしで測っておなじ場所になるように開けます。スリットの幅は、狭いほど正確に測量することができます。その方法としては、次のような方法が考えられますが、見え方や机の上に置いた時の安定性とのバランスを考えて、いろいろ工夫してみるといいでしょう。
器具がそろったら、地図作りを始めます。
用意するものは、机、スリット状にくりぬいた菓子箱アリダード、巻尺、ものさし、測量のふんいきを出すために梵天(ぼんてん)、地図を描く紙、筆記用具、セロテープか画びょうです。
ここでの疑問点を上げておきます。
・(P、A、B、C、D)を描くのではなく、(A、B、C、D)だけを描く方法は無いのだろうか。
・スリットが箱のヘリと平行でなかったらどうなるのだろう。
■地球の地図を作ってみよう
1.地図の基本を知る
- 地図は、地球のジオラマのようなもの!
2.かんたんな地図の作り方を知る
- 平板測量という方法
3.室内で地図作りを体験する
- だれでにも地図は出来る!
4.歩測という体のものさしを知る
- 伊能忠敬に近づく
5.もっと知識を高める
- もっと伊能忠敬に近づく
6.みじかな地球の地図をつくる
- 伊能忠敬を超える?
■そのほかの体験教室