私たちがつかっている地図は、いつごろからあるのでしょう。
ずーっとむかしから、いまのような紙に書かれていたのでしょうか。
むかしの地図に、日本はどのように書かれていたでしょうか。
”まさとくん”と、うさぎの”ラビーちゃん”といっしょに、地図の歴史(れきし)をたどってみよう。
まさとくん
ラビーちゃん
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その9 行基がつくったという地図
日本一古い地図は、なんだか、よく分からないものでしたね。日本全体をあらわしたような地図で、一番古いのは、どのようなものですか。
日本全体をあらわした、一番古い地図は、行基(ぎょうき 668〜749年)という人が、作ったといわれるものなんだよ。
行基は、日本各地をまわって、道をなおしたり、道路を作ったりした、りっぱなおぼうさんなんだ。
そのだんごをくっつけたような地図には、行基が作ったと書いてあるけど、作ったたしかなしょうこはなく、行基が生きていたころの古いものも残っていないそうです。
残っているもので、もっとも古いものは、行基がなくなってからずいぶんたった、1300年ころのもの。
その「行基図」(ぎょうきず:行基が作ったと書かれた地図)は、たくさんうつされて、ついに外国の地図にも使われるようになったんだ。
行基図(1548年)
テイセラの日本(1595)
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