私たちがつかっている地図は、いつごろからあるのでしょう。
 ずーっとむかしから、いまのような紙に書かれていたのでしょうか。
 むかしの地図に、日本はどのように書かれていたでしょうか。
 ”まさとくん”と、うさぎの”ラビーちゃん”といっしょに、地図の歴史(れきし)をたどってみよう。

まさとくん

ラビーちゃん
 
 
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その6 ぶきみな人が書かれた地図



でもね、地球(ちきゅう)が丸いということは、すぐ、みんなにしんじられたわけでは、なかったんだ。  
 だれにでも、地球が丸いことがしんじられ、どの地図にもそのことが、あらわされるまでには、もう少し時間がかかるんだ。    
 
  地球が、丸くないとすると、どんな形ですか。 四角いとか? 三角とか?  
 
  四角い箱の中というのはあったようだけど、三角の地球は、きいたことがないな。  
 この、えんばんのような地球は、今のエルサレム(イスラエル)を中心に、海や川をあらわしている。アジア(上)、アフリカ(右下)、ヨーロッパ(左下)が書かれたもの。  
 ぐるっとまわしてみると、今の地図に近い形なるよ。10世紀ころに作られ、つかわれたものなんだ。  
 
 
へレフォード・マップ(10世紀)
 
 これは、7世紀のころのインドの人が考えていた世界。  
 大きな亀(かめ)の上に象(ぞう)がいて、その上にボールのような地球が、のっていると考えられていたんだ。  
 
 
インドの世界観
 
 このきみょうな地図は、イタリアにのこされたもので、チューリンマップ(10世紀ころ)とよばれるもの。  
 世界全体がよく知られていないことをしめすように、地のはてには、頭のない人や、かたあしの人など、ぶきみな想像の人が書かれている。  
 
 
チューリンマップ(10世紀ころ)
 
   
  うわーおもしろい!!  
 インドにいってみたーい!!  
 頭のない人の国には、いきたくなーい!!    


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