私たちがつかっている地図は、いつごろからあるのでしょう。
 ずーっとむかしから、いまのような紙に書かれていたのでしょうか。
 むかしの地図に、日本はどのように書かれていたでしょうか。
 ”まさとくん”と、うさぎの”ラビーちゃん”といっしょに、地図の歴史(れきし)をたどってみよう。

まさとくん

ラビーちゃん
 
 
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その5 風神のいる世界地図


では、地球が丸いということがわかったのは、いつごろのことですか?
 そして、それが地図にのあらわされたのはいつのことなのでしょう?     

ここにあるのは、「バビロニアの世界図」から800年ほどのちの紀元2世紀の天文学者プトレマイオスの世界地図なんだ。
 地球が丸いことを知っていた、プトレマイオスの世界地図には、丸い地球を平らにあらわそうとするくふうがあるんだ。
 みかんの皮をひろげるような、そんなかんじがわかるかな。


プトレマイオスの地図(1482)

へー、そんなむかしから、こんなにきれいな世界地図があったんですか。
 あれ!、この地図のまわりで、くちぶえをふいている人はなんだろう!!

ほんとうはね、この地図はもっと新しいものなんだ。でも、プトレマイオスが書いた時代のうつしということです!  そして、まだ地球の全体がわかっていなかったから、世界地図といっても、地球の一部でしかない。

 そして、まわりに書かれているのは、風の神様でね。あちこちから、風をふきかけているんだって。    


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