私たちがつかっている地図は、いつごろからあるのでしょう。
 ずーっとむかしから、いまのような紙に書かれていたのでしょうか。
 むかしの地図に、日本はどのように書かれていたでしょうか。
 ”まさとくん”と、うさぎの”ラビーちゃん”といっしょに、地図の歴史(れきし)をたどってみよう。

まさとくん

ラビーちゃん
 
 
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その4 一番古い世界地図



このように、はじめは土やひつじの皮などに地図を書きました。そのご、紙が発明されると、これを利用するようになります。なんといっても、紙なら書きやすいし、もちはこびにべんりだからね。

へー、土やひつじの皮ですか。  
 
 では、そのころに人たちは、地球はどのようなものだと考えていたのかな? そして、一番古い世界地図は、どんなものだったのでしょうね。
  これが、今から2600年まえ(紀元前600年)のころに、ねんどの板に書かれた「バビロニア(今のイラク)の世界図」です。  
これが、今の残っている、いちばん古い世界地図なんだよ。  
 
 まだ紙が発明されていないこのころに、バビロニアの人たちが考えていた世界は、まわりはぜんぶ海でかこまれていたようです。  
 うちがわの丸が大地のさかい、その外がわの丸までが海、たての線が大きな川(ユーフラティス川)、横の長方形がバビロニアなんだって。  
 
 
バビロニアの世界図(紀元前7世紀ころ)

そうですか、海にかこまれた地球は、えんばんなようなものだと思われていたんですね。  

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