私たちがつかっている地図は、いつごろからあるのでしょう。
ずーっとむかしから、いまのような紙に書かれていたのでしょうか。
むかしの地図に、日本はどのように書かれていたでしょうか。
”まさとくん”と、うさぎの”ラビーちゃん”といっしょに、地図の歴史(れきし)をたどってみよう。
まさとくん
ラビーちゃん
まさとくん、ラビーちゃんと学ぶ地図の歴史表紙へ
その3 世界で一番古い地図
大むかしの人々も、これらまでにせつめいしてきた人たちとおなじように、みじかにある木や石などを使って、生活するためにひつような地図を作ったんだね。
では、世界で一番古い地図はどこにあるのかな。そして、なにに書かれているのかな?
これがね、いまから3500年いじょうむかし(紀元前1500年ころ)に書かれたといわれている、イタリア・アルプスの谷あいの岩に残されていた地図なんだ。
この地図には、村人がすむ多くの家などが、そして、小道や、川、畑なども書かれているんだよ。
イタリア・アルプス「カモニカ渓谷」の集落平面図(紀元前1500年ころ)
へー、この岩に書かれたものが、世界で一番古い図にまちがいないわけですか!!
いやー、まちがいないと強くいわれると、こまったな!
今知られているのもの中で、これがもっとも古い地図だといわれていますが。
むかしは、木や毛皮なども利用して、あるときには砂の上にも地図は書いただろうから、それは残っていませんよね。
それに、古いものでは、どれが地図で、どれが絵なのかよくわからないものもあるようです。とにかく、地図のさいしょは、文字の始まりよりも古いといわれいます。
もどる
すすむ