作られるのは、ずっと前に出てきた、荘園(しょうえん)の地図のようなものですか。
そうだね。国をおさめるための地図、ぜいきんをとるために必要な地図は、この間もずーっと日本各地で作られていたんだよ。
そして、江戸時代になるとね、徳川幕府(とくがわばくふ)は、それぞれの大名にめいれいして、日本じゅうで、地図を作るんだ。
できあがったものは、国絵図(くにえず)とよばれてね。それぞれの国ごとに作られ、それが江戸の幕府に集められたんだよ。
そうしたものが、江戸時代の間に、ぜんぶで四回作られたんだ