「空想の動物地図」


 少年の愛読書(あいどくしょ)は、マンガと地図帳であった。
 せまい炭住(たんじゅう:炭鉱のじゅうたく)での大家族、ゆっくりできるのは、ふとんの中だけ。二つの愛読書はいつも近くにあった。山とつまれた漫画本は、自分では買うことができなかったから、すべて級友(きゅうゆう)などからのかり物だった。
 地図帳は、教科書らしくない教科書。宿題の材料にならないことが、うれしかった。
 いつしか、日なたで空想(くうそう)にふけり、日本の、世界の国名や地名を暗記する少年になっていた。
 そんな少年が「飛ぶ夢」を見なくなってから書いたのが、空想の動物地図(くうそうのどうぶつちず)である。


 

毛が二島


■空想の動物地図

 荒巻ケ島   花咲ケ二島   ヒグマ島 

 コウモリ島   泣ウサギ島   猿ケ島 

 島リス   山瀬まみ島   うそノ島 

 たからしま



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