「かんなもしる」とは、アイヌ語で”上方にある国土”あるいは”人間社会、この世”といった意味です。
(「地名アイヌ語小辞典」知里真志保著より)
私たちは、地図によって地球(ちきゅう)をあらわします。
その方法のひとつに「鳥瞰図(ちょうかんず)」というものがあります。「鳥が私たちのすむ世界を見たときには、このようにみえるだろう」というようなあらわしかたです。
では、その人間を見つめている鳥は、どのようなものでしょうか?。さらに、その鳥を地図にしたら、どのようなものになるのでしょうか。「神那紋城(かんなもしる)」は、そういった意味を持つものです。